フォトニック結晶ファイバ

- ファイバに非線形性が現れるパワーしきい値が高い
- 材料の破壊しきい値に達するまで、強力なピークパワーを導くことができる
- コアやクラッドにガス／液体を充填可能
- ファイバ端面からのフレネル反射が小さい
- 分散値の取りえる値の範囲が大きい：負の大きな値から正の大きな値まで
- ファイバが曲げの影響を受け難い（1センチ未満のスプールに数回巻いても大丈夫）

非常に広い波長範囲にわたるシングルモード伝播
このタイプのファイバは、非常に広い波長範囲にわたってシングルモード伝播が可能であり、実質的に一定のモードフィールド直径（MFD）を備えています。短波長では、ファイバーの性能はマクロ曲げ損失によって制限され、アプリケーションの実際の波長範囲を決定します。F-SMシリーズのファイバーは、16 cmを超える通常の曲げ半径で大きなマクロ曲げ損失を発生させることなく、可能な限り最大のMFDを得るために最適化されています。

End face image and weakly transmitted cladding modes profile of F-SM series micro-structured fiber.

非線形効果のない高出力伝送が可能
F-SMシリーズPCFは通常、非線形効果を導入せずにシングルモードの高出力伝播が必要な場合に使用されます。さらに、これらは非常に広い波長範囲でシングルモードガイダンスを必要とするアプリケーションに最適です。

End face image and weakly transmitted cladding modes profile of F-SM series micro-structured fiber.

フォトニック結晶ファイバー
フォトニッククリスタルファイバー（PCF）は、通常の光ファイバーには見られない大きなモードフィールド径のUVからIRまでのシングルモード動作、スーパーコンティニューム生成のための高度な非線形性能、開口数（NA）値の範囲をご提供できます。特に、非常に低い値から約0.9まで、最適化された分散特性、空芯ガイダンスなど、既存のファイバーでは成し得なかった用途での使用が可能です。

フリースペースカップリング
F-SMファイバーへの光の結合は標準の光ファイバーと同じくらい簡単です。自由空間のセットアップでは、光学系はファイバーのNAに一致し、低損失のカップリングを得るために回折が制限されている必要があります。MFDは実質的に一定であるため、NAは波長に比例します。これは、広い波長範囲のカップリング光学系の設計で考慮する必要があります。F-SMシリーズは、標準ファイバーに接続することもできるため、既存のシステムや機器に簡単に統合できます。オプションのビーム拡張FCコネクタは、高出力機能を強化します。